伊沢 次男

定価: ¥ 1,680
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発売日: 2004-01
発売元: 講談社
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「早すぎた老い支度―私の有料老人ホーム顛末記 (The New Fifties)」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「早すぎた老い支度―私の有料老人ホーム顛末記 (The New Fifties)」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「早すぎた老い支度―私の有料老人ホーム顛末記 (The New Fifties)」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
老後に大切なのはハード(建物)でなくソフト(精神面・人間関係)などが大事
慎重に検討し終の棲家と入居を決めたはずの老人ホームをわずか3年4ヶ月で退去した経験から失敗しない老人ホームの選び方から老後を迎えるための心構えを書いてある。
入居を決める前は魅力的に見えた豪華な施設が、実際に入居してみると使い勝手が悪かったり、見学ではわからないさまざまなチェックポイントがわかりやすく書いてある。
老人ホームを退去してマンション生活になった著者夫婦が互いに助け合うという気持ちが強くなっていく部分が参考になった。
老後に大切なのは立派な建物でなく、自立した精神や良好な人間関係なのだと思った。
